基準を満たさない免震ゴムを利用してビルを建てていた問題がニュースで大きく報じられています。
免震ゴムとは何か、また地震対策には他にどのような対策があるのか調べてみました。
この記事の目次
免震ゴムとは
建築物と地面の間に「大きなゴムの固まり(免震ゴム)」をはさみ、地面が揺れる振動をゴムが吸収して建築物の振動を最小限に抑える仕組みです。
地震発生時、免震ゴムは建物の重さを支えながら大きく水平に動き、上部の建物へ伝わる地震力を大幅に低減させます。
不良免震ゴムのまま地震が起きたらどうなるのか
アニメーションで表現してみました。ご覧下さい。
想定内の地震の場合
これが本来の姿です。倒れません。ひよっとしたら揺れていることに気づかないかも。
建物が側面に当たってしまう。
普段は当たらないように設定されていますが、あたった時の振動は非常に大きいのではないでしょうか。
建物が免震ゴムから外れます。(被害大)
震災以上の被害になりそうです。
免震ゴムの耐久性
免震ゴムには寿命があります。
テストでは60年~80年ぐらいは耐久性があり、免震ゴムは交換が可能なように作られているそうです。
よって、不良免震ゴムを取換えることについては問題が無いということですね。しかし、その工事中に建物で生活が出来るかは疑問です。
そこが大きな問題かもしれません。
その他の建物の地震対策
免震ゴム以外にも建物の地震対策はあるようです。
耐震対策
建物の骨組みなどを強化し地震の揺れに対し建物の崩壊を防ぎます。
こればたてもの頑丈に作るということですね。
制震対策
地震時に発生する建物の揺れを制震装置が吸収し、地震エネルギーが建物に伝わりにくく揺れを低減する仕組みです。それにより揺れをしっかり抑えます。
まとめ
南海トラフ地震の発生が懸念されており、特にこれから建てる庁舎や病院などの公的施設はほぼ地震対策がされています。
災害時は「災害本部」になったりするわけですから「被害」に合うわけにはいきません。
早急に取換えていただきたいですね。
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振動計
振動計は物体が上下、左右と運動を繰り返す状態を「振動数」、「変位」、「速度」、「加速度」の種類を測る測定器です。
測定機能として、振動レベル(Lv)、振動加速度レベル(Lva)、時間率レベル(Lx)、パワー平均(Leq)、最大値(Lmax)、振動レベルまたは振動加速度レベルの最大値ホールドなどがあります。
振動計の用途として「地盤や床の振動」、「乗り物による振動」、「振動公害に関する振動」、「客船及び商船の居住性に関する振動」などで測られます。また、機械振動計は回転機械を中心とした産業機械の保守管理、点検、各種機械の開発段階における性能試験などに用いられます。
振動計として
- 振動計 VM52
- 振動計 VM53
- 振動計 VM53A
- 3軸振動計 + 全身振動測定カード(VM-54、VX-WB)
- 3軸振動計 + 船舶振動測定カード(VM-54、VX-WS)
- 衝撃・振動加速度レコーダ SR1300
- 3軸振動計 VM-54(VX-54 WH付)
- 振動計 VM63a
- 機械振動計 VM82
- 機械振動計 VM83
などがあります