最近、いろんな所で「オゾン」という言葉を当たり前に聞くようになりました。
しかし、オゾンって「敵」なのか「味方」なのかはイマイチわかりにくいですね。
目に見えない物質ですからなおさらです。
オゾンについて調べてみました。
オゾンとは
「オゾン層」という言葉は聞いたことがありますね。上空約20,000mの成層圏に存在しているといわれ、有害な紫外線などから私たちを守ってくれています。
オゾンはオゾン層で作成されて有害な紫外線の遮断のほか、大気を自浄する働きとして消臭や除菌をしてくれます。消臭/除菌をしたあとは酸素に戻る性質があり安全な物質といえます。
私達の身近なところでは、高原や夏の海岸、森林などの空気にもオゾンが多く含まれています。
また、オゾンは人工的に作成することが可能です。
オゾンの利点/欠点
利点としては
- ・殺菌・脱臭・漂白・浄化効果がある
- ・オゾンは酸素に自己分解するため、大気中に解放できる
- ・発生量、濃度をコントロールしやすく、取り扱いが安全
欠点としては
基本的には高濃度のオゾンは私たちのいる場所には存在していませんが、オゾンの濃度が上がると有害ガスとなるので注意が必要です。
空気中濃度(ppm) | 影響 |
0.005 | 大気中(影響なし) |
0.005~0.01 | 森林の中(影響なし) |
0.03~0.06 | 夏の海岸(影響なし) |
0.1以下 | 安全の境界線 |
0.1 | 臭気を認める |
0.1~0.3 | 呼吸器の刺激 |
0.4 | 気道抵抗の上昇 |
0.8~1.7 | 上気道の剌激症状 |
1.0 | 咳嗽、疲労感 |
1.5 | 2時間で時間肺活量の20%減少、咳嗽、胸痛、精神作用減退 |
9.0~ | 呼吸困難、肺うっ血 |
オゾンの用途
オゾンは殺菌・脱臭・漂白・浄化に効果を発揮するので
- ・上水道の殺菌、消臭/下水処理の浄化
- ・水産用水、排水の殺菌
- ・半導体の酸化洗浄などの工業用水
- ・ミネラルウォーターの殺菌
- ・食品工場の衛生殺菌
- ・病院等の手洗い水
- ・プールの水の殺菌
などさまざまな場所で利用されています。
まとめ
オゾンの使い方を間違わなければ素直に良い物質なのですね。
オゾンは目には見えませんが
私たちの身近なところで安全に使われています。
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オゾン計とは
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