新築やリフォーム後の室内で「目がチカチカ」したり、
「めまい」、 「頭痛などの体調不良」、「健康障害」を引き起こすことで、建材、塗料、接着剤、家具など から出るホルムアルデヒドなが原因といわれていますが、ホルムアルデヒドとはいったい何者なのでしょうか。
この記事の目次
ホルムアルデヒドとは
シックハウス症候群の原因の一つになっています。
ホルムアルデヒドとは家具や建築資材、壁紙を貼る為の接着剤などに含まれている化学物質の一つで、汚染された室内に人がいると目や気道に刺激を感じることがあり、高い濃度では呼吸困難などを起すことがあります。
おもに、接着剤、塗料、食器、繊維の加工等に、また水に溶けやすく水溶液を「ホルマリン」と呼び、消毒剤や防腐剤などにも利用されています。
ホルムアルデヒドの特徴
刺激臭のある無色の気体です。また水に溶けやすいです。
ホルムアルデヒドの人への影響
- ・急性中毒
ホルムアルデヒドガスを吸入すると眼・鼻・呼吸器が刺激され、くしゃみ、咳、よだれ、涙がでます。高濃度になると呼吸困難・肺浮腫などを発生することもあります。 - ・慢性中毒
吸入または接触により結膜炎、鼻咽喉炎、頑固な皮膚炎を起こすことがあります。 - ・皮膚接触
刺激性皮膚炎を起こすことがあります。
気中濃度(ppm) | 体の症状 |
0.03~0.08 | 臭気を感じるが、すぐ気にならなくなる |
0.08~0.2 | 明らかに臭気を感じる |
0.2~5.0 | 目・鼻・喉に軽い刺激を感じる |
5.0~20 | 涙・咳が出る |
20~ | 呼吸器の深部に刺激を感じる |
ホルムアルデヒド規制
ホルムアルデヒドの室内濃度についてWHOや厚生労働省により 0.08 ppm の指針値が設けられています。
室内の対策としては
ホルムアルデヒドの発生量が少ない建材・内装材を使用する
新築やリフォームをするときに設計者や工務店と相談し、できるだけホルムアルデヒドなどの化学物質の含有量が少ない安全な材料を使用すると良いでしょう。合板・複合フローリングのホルムアルデヒド放散量については、日本農林規格(JAS)(表示区分:F1~F3)に、パーティクルボードのホルムアルデヒド放散量については、日本工業規格(JIS)(表示区分:E0~E2)に、等級規格があります。
通気・換気をする
新築やリフォーム後は、できるだけ窓を開け、風の入り口と出口を確保して、積極的に換気することを心掛け、状況によっては機械換気をする必要もあります。 また、部屋の空気を汚さないために、ガスコンロや瞬間湯沸かし器を使うときは、必ず換気扇を回しましょう。
空気を汚す物質をできるだけ出さない
室内では様々な化学物質が発生することがあります。お部屋の空気を汚さないFF式(強制給排気式)ストーブや電気式の暖房器具は、空気が汚れません。また、室内での喫煙はなるべく控えましょう。
まとめ
最近はニュースで「ホルムアルデヒド」の言葉を多く聞くようになりました。
ぜひ、新築やリフォームする前には設計者や工務店と相談相談するようにしてください。
また、個人でも「ホルムアルデヒド」等をチェックするキットが発売されているそうです。
気になるかたは一度試してみてはいかがですか。
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ホルムアルデヒド計とは
ホルムアルデヒド計はシックハウス症候群の要因となる家具や建築資材、壁紙を貼る為の接着剤などに含まれているホルムアルデヒドを測る測定器です。
新築マンション、新築一戸建てや、ビル衛生管理で事務所、オフィスで利用されます。
ホルムアルデヒド計として
などがあります