神奈川県の箱根山では、11日も箱根町湯本で震度1の揺れを観測する火山性地震が発生するなど、活発な火山活動が続いています。気象庁は、大涌谷周辺に影響を及ぼす小規模な噴火が発生するおそれがあるとして、引き続き警戒を呼びかけています。
そして、専門家が行った現地調査で、火山ガスに含まれる二酸化炭素の割合が、地震活動が活発になる前と比べ、増えていることが確認されています。
どのような測定器を利用して安全に調査が行われるのか調べてみました。
この記事の目次
火山ガスの二酸化炭素(CO2)と硫化水素(H2S)の割合を計測
今回の火山活動で調査するべき項目は「二酸化炭素(CO2)」と「硫化水素(H2S)」の割合を調べられました。
これらの数値はマグマから発生するガスの量のに比例するそうです。
計測日 | 二酸化炭素(CO2)と硫化水素(H2S)の割合 |
4月24日 | 3.6 |
5月8日 | 4.4 |
先月に比べて火山ガスに含まれる二酸化炭素の割合が高くなっており、専門家は地下のマグマが上昇し、火山活動が活発になっている可能性があると指摘されています。
二酸化炭素を計測する測定器
高濃度ガス検知器コスモテクター XP334
2種類の警報機能付き 警報設定濃度(標準仕様、50%VOL)になると、ランプとブザーが自動的に知らせます。
詳しくはこちらから→高濃度ガス検知器コスモテクター XP334
メーカー | 新コスモス電機 |
検知対象ガス | 炭酸ガス(二酸化炭素) |
検知原理 | 気体熱伝導式 |
採取方式 | 自動吸引式 |
検知範囲 | 0~100.0%VOL(基準レンジ)(1デジット 0.1%VOL) |
指示精度 | フルスケール±5%±1デジット(同一条件下において) |
警報設定値 | 50.0%VOL(標準仕様) |
警報方式 | ガス警報(ランプ点滅・ブザー断続鳴動)、電池終了予告(ブザー連続鳴動) |
濃度表示 | LCD4桁デジタル |
使用温度範囲 | 0~+40℃ |
電源 | 単3形乾電池4本 |
硫化水素計測する測定器
火山ガス検知器 ポケッタブルマルチガスモニターModel GX-2009 TYPE J
火山ガス噴出帯での作業時の安全管理に利用されています。
ブザー、ランプ、バイブレーションで危険をお知らせ。
詳しくはこちらから→火山ガス検知器 ポケッタブルマルチガスモニターModel GX-2009 TYPE J
検知対象ガス | 硫化水素(H2S) | 二酸化硫黄(SO2) |
検知原理 | 定電位電解式 | |
搭載センサー型式 | ES-1827i | ES-1827i |
検知範囲 (サービスレンジ) |
0~30.0ppm (~100.0ppm) |
0~20.0ppm (-) |
1デジット | 0.5ppm | 1ppm |
検知方式 | 拡散式 | |
警報設定値 | 1st 10.0ppm 2nd 30.0ppm TWA 10.0ppm STEL 15.0ppm OVER 100.0ppm |
1st 2.0ppm 2nd 5.0ppm TWA 2.0ppm STEL 5.0ppm OVER 20.0ppm |
警報の種類 | ガス警報:2段警報、オーバー警報、故障警報:システム異常、センサー異常、電池電圧低下、校正不良 | |
警報の表示 | ガス警報:ランプ点滅/ブザー連続変調鳴動/ガス濃度表点滅/振動、故障警報:ランプ点滅/ブザー断続/故障内容表示 ※振動無し | |
電源 | 専用Ni-MH充電池×2本 | |
防爆性 | 本質安全防爆構造(等級:ExiaIICT4X取得) | |
使用温湿度範囲 | -20~+49℃ 85%RH以下(結露無きこと) |
忘れてはいけないのは安全面ですね
酸素呼吸器(陽圧型)オキシゼム11
- ・公称使用時間150分を誇る長時間型です。
- ・陽圧型の採用により、外気の進入保護に対し、優れた安全性を発揮します。
- ・清浄缶は詰め替え方式のため、ランニングコストを低く抑えられます。
まとめ
箱根山のニュースは毎日目にします。それに安心出来ない状況だと思います。
あまり大袈裟な事を言うと「風評被害」にもなりかねませんが、危険地域や立ち入り禁止場所などにはルールをしっかり守って欲しいですね。
興味本位で行動すると他人に迷惑がかかり、命を落とすかもしれません。
二酸化炭素(CO2)も硫化水素(H2S)も目には見えません。
十分注意をお願いしたいですね。