193 Views

昨年とはまるで違う?「PM2.5」使える知識で自己防衛

　「PM2.5」のニュースを聞くことが多くなりました。
国内ではあまり被害を聞かないのでニュースを見ても「ひとごと」ですね。
まぁ、被害が無いに越したとこはありませんが、もういちどPM2.5を再認識しておきましょう。
(※北京では2015年から「エネルギークリーン化戦略」を実施するそうです。くわしくは「中国での状況」より)

この記事の目次

1 PM2.5って何。
2 PM2.5の原因は
3 中国での状況
4 PM2.5の影響は
5 PM2.5対策は
- 5.1 外出しない
- 5.2 専用のマスクをする
6 まとめ
7 粉塵計

PM2.5って何。

　PM2.5の「PM」はParticulate Matter(粒子状物質)の略で、非常に小さいマイクロメートルの単位の固体や液体の微粒子のことを言い、「2.5」は2.5μm（2.5mmの千分の１）以下の粒子状物質の状態のことをいいます。
上記図より、髪の毛の直径が80μmといわれているので、2.5μmがいかに小さいかわかります。
PM2.5の成分として炭素成分、硝酸塩、硫酸塩、アンモニウム塩のほか、ケイ素、ナトリウム、アルミニウムなどが上げられます。

PM2.5の原因は

　中国では、火力発電、暖房の動力の源として主に石炭を使っています。今の季節は電気による暖房や石炭による暖房でほかの季節よりも石炭の燃焼が多いのです。それらが大気汚染となり流れてきます。中国の人口は13億人強ですから消費される石炭の量も相当といえます。
それに工場の動力の源としても主に石炭を使いますので、工場より排出される二酸化硫黄ガスから生成する硫酸と煙がスモッグとなり大気汚染となります。
また、市民の生活が向上して自動車が増えたことにより、NOXなどの排気ガスやディーゼル粒子なども大気汚染の原因になっているそうです。

中国での状況

　動画を見ると「マスクをしている人を見かけられる。」って感じでしょうか。スモッグの中で普通に生活されています。
でも、普通に生活しているだけで健康被害が大きいと思うのは私だけでしょうか。
2015年から「エネルギークリーン化戦略」を実施するそうです。内容は石炭火力発電所をガス火力発電所に変えて、一般世帯の石炭使用を電力使用に変え、石炭燃焼を減らしていくそうです。(北京市)　早急に対策をしてもらえば、日本のPM2.5の被害も少なくて済むかもしれません。

(※動画は2014年のものです。)

PM2.5の影響は

　PM2.5を吸ったらすぐ調子が悪くなるものではないですが、動画を見るかぎり「絶対に身体に変調をきたす」ことがわかります。PM2.5の粒子が細かいため肺の奥深くにまで入り、ぜんそくや気管支炎などの呼吸器系疾患や循環器系疾患などが発生しやすくなります。特に身体の弱い「こども」や「お年寄り」には十分注意をしてあげる必要があります。

PM2.5対策は

　基本的には、肺にPM2.5を入れない。ということですね。

外出しない

　ホームページ(http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201303/5.html 政府広報オンライン)などから情報を取得して、危険な日には極力外出は控えましょう。

専用のマスクをする

・高機能のマスクが販売されています。マスクの売り文句としては

・PM2.5を含む空気中の微粒子や、ウイルス飛沫を99%カットし、侵入を防ぎます。
・高性能フィルターは0.1MMの微粒子を99％(PFE)捕集するのでPM2.5対策に有効です。
・PM2.5対応！国家検定区分DS2に合格している高性能マスク
・三次元高密着マスク PM2.5対応

などで売られています。

まとめ

　実はPM2.5はこれから春にかけて濃度が高くなるそうですね。
PM2.5だけでなく、黄砂や花粉も出てきます。
必要があればPM2.5が計れる計測器もあります。
万が一のためにPM2.5対応のマスクを買っておきますかね。

　　↓↓↓ ↓↓↓ 計測器をお探しの方はこちらをクリック ↓↓↓ ↓↓↓

粉塵計

　粉塵計は空気またはガスなどに含まれている固体の粒子を測る測定器で、室内、工事現場内における浮遊粉じん量を測定できます。
測定対象として、室内外の浮遊粒子状物質濃度/重量濃度や、PM2.5(環境省「環境大気常時監視マニュアル」に準拠した微小粒子状物質)などが測れます。
粉塵計は環境に関する計測が主で、労働安全衛生法・作業環境に基づく労働作業現場における環境測定、大気汚染防止法に基づく規制値の測定、各種工場において清浄空気を必要とする場所、精密機器、計器、電子部品、食品、薬品等の製造工程管理などで利用されます。
粉塵計として