気象庁より、今年はいままでに観測された紫外線の強さの中で例年より早く「強く」なる傾向であることが発表されました。
先日まで天気は「ぐずぐず」だったのに、いきなり「お天気~」なんですね。日差しが力強くなってきてます。
テレビのコマーシャルでも紫外線を防ぐ化粧品なで宣伝していますね。危険な位置づけになってます。
そんな危なっかしい紫外線を調べてみました。
この記事の目次
紫外線とは
太陽からの日射は、赤外線、可視光線および紫外線に分けられます。可視光線よりも波長の短いものが紫外線です。紫外線(UV)の中でも、波長の長いほうからUV-A、UV-B、UV-C と分けられています。
- ・UV-Aは
大気による吸収をあまり受けずに地表に到達します。生物に与える影響はUV-Bと比較すると小さいものです。太陽からの日射にしめる割合は数%程度です。 - ・UV-Bは
成層圏オゾンにより大部分が吸収され、残りが地表に到達します。生物に大きな影響を与えます。太陽からの日射にしめる割合は0.1%程度です。 - ・UV-Cは
成層圏及びそれよりも上空のオゾンと酸素分子によって全て吸収され、地表には到達しません。
生物にとって、UV-Bがもっとも有害な紫外線になるのですね。
生物に対する紫外線の影響
紫外線を浴びすぎると人の健康に影響があることがわかってきました。
紫外線が関係するとおもわれる影響は以下のとおり
急性の症状
- ・日焼け(サンバーン、サンタン)
- ・紫外線角膜炎(雪目)
- ・免疫機能低下
慢性の症状
- ・シワ(菱形皮膚)
- ・シミ、日光黒子
- ・良性腫瘍
- ・前がん症(日光角化症、悪性黒子)
- ・皮膚がん
- ・白内障(目)
- ・翼状片(目)
※紫外線は「皮膚」と「目」に注意しないといけないわけですね。
身体の中で紫外線から生成されるビタミンDについて
ビタミンとは人間の身体に必要な栄養素の一つです。
基本的には食物からビタミンを吸収するのですが、ビタミンDは日光を浴びると私たちの身体でもある程度つくり出せるビタミンです。
ビタミンDは、小腸や腎臓でカルシウムとリンの吸収を促進する働きと、それによって血液中のカルシウム濃度を保ち、丈夫な骨をつくる働きがあります。
ビタミンDが不足すると小腸からのカルシウム吸収が不十分となり、成人では骨軟化症を引きおこすといわれています。
紫外線から守る対策
- ・帽子、日傘を利用しましょう。
- ・UVカットクリームを日光にあたる部分に塗りましょう。長袖の服も有効です。
- ・外出時間を考えましょう。UV-Bは早朝や夕方には弱いです。
- ・日陰や地下を利用しましょう。
- ・サングラスやUVカットメガネを利用して目を守りましょう。
- ・紫外線が当たった皮膚は軽い火傷です。クリームなどで保湿しましょう。
まとめ
紫外線が危険なことがわかりました。
4月22日には、この10年間の中で一番早く「非常に強い」の基準値を超えたそうです。
これからますます暑くなってきます。特にゴールデンウィークは晴天だそうです。
おでかけされる方、旅行に行く方、スポーツされる方、しっかりと紫外線対策ですね。
「日焼け止めを塗る」、「帽子や日傘を活用する」、「長袖の服を着る」「サングラスなどで目を守る」は基本ですね。
しっかり対策をお願いします。